愛猫が、お気に入りのおもちゃを口に咥えて「ニャーン」と鳴きながら足元に持ってくる……。
猫飼いさんなら一度は経験したことがある、あの愛おしい瞬間。
「遊んでほしいのかな?」 「もしかして、獲物を仕留めた報告?」
そんな風に、愛猫の意図を想像してはニヤけてしまいますよね。実は、猫がおもちゃを持ってくる行動には、野生時代の本能から飼い主さんへの深い信頼まで、驚くほど多様な心理が隠されています。
今回は、猫が「おもちゃを持ってくる」時の心理を深掘りし、その行動に隠された愛猫からのメッセージを徹底解説します。
こんにちは!猫との暮らしを楽しむ皆さん、今日も「猫の不思議」に振り回されていますか
リビングでくつろいでいる時、ふと気づくと足元にネズミのぬいぐるみが。顔を上げると、そこにはドヤ顔の愛猫。 「さあ、投げなさい」と言わんばかりの期待に満ちた瞳で見つめられると、ついつい家事の手を止めて遊んでしまいますよね。
犬の「取ってこい(フェッチ)」は有名ですが、実は猫もこの行動をよく見せます。 では、自由奔放な猫たちがなぜわざわざおもちゃを運んでくるのか。その裏側に隠された5つの心理を紐解いていきましょう。
「狩り」の成功を分かち合いたい!―野生の本能―

猫にとっておもちゃは、単なる遊び道具ではなく「獲物(獲るべきターゲット)」です。
野生の猫は、捕らえた獲物を安全な場所(自分のねぐら)に持ち帰る習性があります。家の中で飼われている猫にとって、安全な場所とはどこでしょうか?そう、飼い主さんがいる場所です。
- 「仕留めたよ!」という報告
- 「ここは安全だから、ここで食べよう(遊ぼう)」という安心感
飼い主さんの足元におもちゃを置くのは、あなたが彼らにとって「一番信頼できる家族」であり、そこが「最も安全な場所」であるという証なのです。
「あなたに教えなきゃ」―親猫のような教育的心理―
これはちょっと意外かもしれませんが、猫は飼い主さんのことを「狩りができない大きな子猫」だと思っている節があります。
母猫は子猫に対して、まずは死んだ獲物、次に弱らせた獲物を与えて、狩りの仕方を教えます。 もしあなたの猫がおもちゃを持ってきて、あなたの前でポイッと落とし、じっとこちらを見ているなら……それはもしかすると、
「ほら、こうやって捕まえるんだよ。やってごらん?」
という、教育的な親切心(お節介?)かもしれません。 「うちの子は私のことをどんくさいと思っているのかしら……」と苦笑いしてしまいますが、それもまた深い愛情表現の一つです。
シンプルに「遊んで!」―コミュニケーションの要求―
最も分かりやすく、かつ多い理由がこれです。 「これを持っていくと、飼い主さんが遊んでくれる」ということを、彼らは完璧に学習しています。
- 退屈している
- エネルギーが余っている
- 飼い主さんの気を引きたい
おもちゃを目の前に置いて、こちらを期待の眼差しで見つめたり、「ナオーン」と独特の鳴き声を上げたりする場合は、「ねえ、これで遊ぼうよ!」というストレートな誘いです。
特に、投げたおもちゃを何度も持って帰ってくる「持来(じらい)」行動をする猫ちゃんは、飼い主さんとのインタラクティブな(双方向の)やり取りを心から楽しんでいます。
「褒めてほしい!」―承認欲求と信頼―
過去におもちゃを持ってきた時、あなたが「わあ、すごいね!」「持ってきたの?」と高い声で褒めたり、撫でたりしたことはありませんか?
猫は非常に賢い動物です。 「おもちゃを持っていく = 大好きな飼い主さんが喜ぶ・注目してくれる」という方程式が彼らの中で出来上がっています。
彼らにとって、飼い主さんの笑顔や優しい声は最高のご褒美。 「見て見て、僕(私)ってすごいでしょ?」という、ちょっとしたドヤ感を楽しんでいるのです。
プレゼント、あるいは「共有」
猫には「お裾分け」の精神があるという説もあります。 自分にとって価値のあるもの(獲物=おもちゃ)を、大好きな相手に贈る。 これは、猫の社会において非常に親密な関係でしか見られない行動です。
もし猫がおもちゃを持ってきて、そのままあなたに預けて去っていくようなら、それは「これ、あなたにあげるね」という純粋なプレゼントかもしれません。
おもちゃを持ってくる猫の「犬化」?
最近では、犬のように「持ってこい」ができる猫が増えていると言われています。 特に以下の種類は、おもちゃを運ぶ・持ってくる行動をしやすい傾向にあるようです。
- シャム(サイアミーズ)
- ベンガル
- アビシニアン
- ラグドール
しかし、雑種であっても、性格が社交的で好奇心旺盛な子は、この遊びを自分から発明することがあります。 もしあなたの愛猫がこの行動を始めたら、それは知能が高く、かつあなたとのコミュニケーションを求めているサインといえるでしょう。
愛猫がおもちゃを持ってきたら、どう反応すべき?
愛猫が誇らしげにおもちゃを運んできたら、飼い主としてどう応えるのが正解でしょうか。
まずは全力で褒める!
獲物(おもちゃ)を持ってきてくれたことに対して、「すごいね!」「ありがとう!」と明るい声で声をかけてあげましょう。猫は言葉の意味はわからなくても、飼い主さんのトーンから「肯定的な感情」を敏感に察知します。
短時間でも良いので遊ぶ
もし時間が許すなら、そのおもちゃを投げてあげたり、振ってあげたりして反応してあげてください。 「持っていけば遊んでくれる」という期待に応えることで、猫との絆はより一層深まります。
無理な時は「後でね」を伝える
どうしても手が離せない時は、無視するのではなく、一度優しく撫でてから「後でね」と声をかけましょう。無視されることが続くと、猫は「これをしても意味がないんだ」と学習し、この可愛い行動をやめてしまうかもしれません。
まとめ:そのおもちゃは「愛の証」

猫がおもちゃを持ってくる行動。 そこには、狩猟本能、教育的配慮、遊びの誘い、そして飼い主さんへの絶対的な信頼がぎゅっと詰まっています。
口に何かを咥えてトコトコと歩いてくる愛猫の姿は、彼らが「この人と一緒にいたい」「この人と楽しみたい」と思っている何よりの証拠です。
皆さんの愛猫は、どんなおもちゃを持ってきてくれますか? ボロボロになったネズミ、お気に入りの羽、時にはなぜか「飼い主の靴下」なんてことも……(笑)。
それらすべては、愛猫からのラブレター。 今日もその重み(と、ちょっとのヨダレ)を噛み締めながら、猫との幸せな時間を過ごしましょう。
いかがでしたでしょうか?猫の行動一つひとつに理由があると思うと、毎日の何気ない仕草がより愛おしく感じられますよね。
今回の記事について、もっと詳しく知りたいことや、あなたの愛猫の「持ってくるエピソード」があれば、ぜひコメントで教えてください!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!


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